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「MRワクチン(麻しん風しん)の接種」について

定期接種として、麻疹(はしか)と風疹(ふうしん)の予防を目的としたMRワクチンの接種があります。

麻疹や風疹は、妊婦さんや免疫力の低い方にとっても危険な病気です。予防接種を受けることで、これらの感染症を防ぎ、病気の感染拡大を防ぐことができます。

こども達にとって、重篤な感染症の一つであるため、定期接種されているのです。

麻疹は高熱や発疹を伴い、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。

特に、麻疹は、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という合併症があり、麻疹にかかった後に数年から十数年の潜伏期間を経て発症し、学習障害、記憶障害、行動異常などの神経症状が進行する疾患で、非常に重篤な合併症です。

MRワクチンの接種スケジュールは、成人の方でも1回目は接種済みでも、2回目の接種は未接種の方がいるかもしれません。その場合は追加接種が推奨されています。

いま一度、母子手帳や予防接種記録を確認していただけると安心です。

備えあれば憂いなし。

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